棟上げ

 

2005/8/8

土台、大引きの防虫、防腐塗装が完了し、ついに組立作業に入りました。 まず南側から柱を8本立て、桁を乗せます。柱は仮の筋交いで固定します。 桁は3分割なので、中央、東、西の順で組みます。

  

桁×柱の嵌合は足場がないので梯子であがって掛け矢で打っても力が入りません。 そこで思い出したのが”たこ”というやつです。 太いログの端材に取っ手をつけて逆さにして打ち付けます。結構重いので二人でないと無理です。 地上にいて2.5m程の桁を打ちホゾをしっかり嵌合させることができるスグレモノです。

2005/8/10

北側の壁も立ち上げて梁を支える柱を立てて梁を乗せます。 ここまで来ると立体的に形が出来てきて一気に進んだ気持ちになります。 これも助っ人寺田さんの協力の賜物です。 ダミーの柱の上で刻んだ桁、梁ですが 本物の柱の上に乗せると捩れや寸法違いが出てきて組立に手間取りました。 あとはこの上に束を立て、母屋、棟木 を乗せます。いわゆる棟上です。 地上と違って2.5mの位置での作業は想像しただけで怖くなります。 我々素人は足場がしっかりしていないと怖くて作業ができません。 次は足場の確保としかりやらないと

 

2005/8/31

足場機材のみをレンタルし、自分で設置をしようとしましたが、必要な機材の一部が借りられないなどがあり、結局運搬、組立、一式を依頼しました。 4ヶ月のリースなので安心して作業ができます。 梯子と違って精神的にも安心でき、少々値が張ってもログ造りを楽しむには必要だと感じました。

2005/9/4

秋雨前線が居すわる中、棟上を決行しました。 この日の作業予定は ①母屋、棟木、を上げて、 ②垂木をかける ③野地板貼りそしてあわよくば ④ルーフィング とメニューは盛りだくさんでしたが、束のさし間違いなどがあり、大幅に遅れてしまいました。 結局写真のように、垂木が1列おきに取り付けた状態で日没となりました。 前日までにしっかり段取りをつけて望んだもののこのありさまです。 参加してくれた6人はがんばってくれたのに・・・・

見通しの甘さはやっぱり素人ですね 台風14号が今週にも接近しそうなので垂木と母屋、棟木のビスはしっかり打っておきました。 野地板は結果的に貼れなくて正解かもしれません。