ツリーデッキ製作

我がログハウスの気温は自宅に比べていつも2~3度低く、夏は比較的快適に過ごしていました。しかし平成
30年の夏は特別で過去に記憶がないような大変暑い夏でした。そのときにひらめいたのが今回の
「ツリーデッキ」です。現在のデッキの東側の林は地形的に北西の風が吹き抜ける涼しい場所です。ここに
林立している檜を利用してデッキを作ると面白いと思いました。デッキの材料は伐木作業などを共にする
友人とともに手に入れた(のちにバンドソーで製材していただいた)檜を利用することにしました。 デッキの
支持は「単管パイプ」で荷重を受け、単管の倒れ防止は檜にビスで固定する、というものです。
以下、製作過程をご覧ください。

単管の設置

東側の檜林の中の5本の檜に、単管を設置したところです。 単管の支持はブロックで受けることにしました。 樹木は鉛直に近いものもあれば傾いている物もあり、 「下げ振り」で確認していきます。 桁(けた)の単管への固定方法は、桁の木口に締め付けた ボルトを単管の上端部に掘ったU溝へ嵌めます。 また単管の樹木への固定として、2本のビスを 使っています。 単管は最長で3.8m

単管の補正

 

この木はデッキとは反対側に傾いているので単管を鉛直に木に沿わすことができません。そこで画像のような木片を介して2本の単管に分岐させることにしました。

桁の取り付け

桁を組み付けたところです。桁は高さ150mm 幅55mmでそうとう頑丈です。長いもので2600mmあるので高所作業はちょっと危ないです。中の2つの桁は立木がないところなので、カラーコーンにコンクリートを流し込んだ土台に、単管を挿してを自立させています。

床板の設置

床材を並べ始めたところです。このデッキは夏以外はあまり利用できないので(日差しがなく風がある)”夏限定”と考えた設計にしました。そのため床材は脱着できる構造にしました。桁にビスを打ち、床材に穴をあけてはめ込み式としました。シーズンが終わると外して材料置場に格納するつもりです。

完成まじか

もう少しで完成です。広さは3畳半ほどです。当初の予想では左右方向の揺れを心配していましたが驚くほどしっかりしています。

下から眺めると

床材が張り上がった状態を下から眺めたところです。相当高いです。

工夫した土台

緑色のカラーコーンはコンクリート25kgを流し込んで自立できる土台。これに単管が差し込めるようになっているので便利です。

完成

ツリーデッキの完成状態です。転落防止としてロープを渡しました。 次のプランとして”ハンモック”を吊るそうかと思っています。how toを勉強してみます。